大江戸骨董市

2024 年 3 月 27 日

日曜日に有楽町に出かけたら「大江戸骨董市」やっていました。

「見るだけ、見るだけ、絶対買わないから!」と云いながら、

やっぱり買ってしまうのですね。


スウェーデン製 木のお盆。6500円


明治の初め、手書きの銘々皿。3000円。2枚。

「古物商許可証」取って、出店したいなと考え始めています。

ピーター・グリーナウェイ

2024 年 3 月 22 日

渋谷イメージフォーラムで10日ほどかけてピーター・グリーナウェイを

観てきました。「プロスペロー」1991年「ZOO」1985年「英国式」

1982年「数に溺れて」1988年の順番で観ました。音楽はすべて

マイケル・ナイマン。ナイマンによって狂わされて行っている感じもする

けどナイマンは、考えたら執着する情念映画ばかり撮っているのですね。

ナイマンは好きです。ミニマルミュージックを始めたのがこの人と云う

のは初めて知りました。この監督の事は全く知りませんでしたが流石に

評判になるだけの狂いっぷりです。もっと若いうちに出会いたかった

監督ですね。70年代から80年代はこのような時代だったなと思います。

映画はやはり画を映すものです。エキセントリックであろうがエロチック

であろうが画だけで完結しているべきと思います。グリーナウェイは王道

の監督だと思います。元画家の人ですものね。つくづく、20代で観たか

った作品でした。

タル・ベーラ ヴェルクマイスター・ハーモニー

2024 年 3 月 11 日

「破壊とヴァイオレンスに満ちた、漆黒の黙示録」と云うのやけど、「サタ

ンタンゴ」と同じように、コメディ?を撮っていると云う印象でした。相変

わらずの長廻し、余波が全身に行き渡って5分の1ぐらい帰りかけたところ

まで引っ張るから、奇妙な脱力がある。暴徒は老人病院に押し入って破壊の

かぎりをちゅくす。床に油をわざと撒いているのか、足元が覚束ない。暴徒

を鎮圧する軍のヘリコプターも至近距離から撃っても撃っても弾は当たらな

い。愚かで滑稽な人間。しょうがないですよね。しかし、タルベーラが56

才で引退と云うのは判る様な気がします。この人の映画は、商業的に成り立

たない。同じようなアプローチなのに「ふうてんの寅さん」は、愉快です。

タルベーラさん、先月日本で映画学校やっていたみたいですね。

奥山敦志さん 林忠彦賞受賞

2024 年 3 月 6 日


北海道の大自然に暮らす男性の人生を写真に収めた、

「BENZO ESQUISSES 1920-2012」が「林忠彦賞」に選ばれました。

北海道の大自然で1人で暮らしていた井上弁造さんが亡くなるまでの14年間

を撮り続けた127点が収められています。戦争などを理由に画家になる夢が

叶わなかった弁造さん、写真集には弁造さんの生活や弁造さんが描き続けた

多く作品が写されています。選考では「弁造さんが遺した絵を通して彼の心

情や思いを読み解いていこうとする斬新な表現」「写真集には詩情豊かでポ

エジーな雰囲気が漂う」と評価されました。

記念写真展は、来月20日から周南市美術博物館で開かれます。

2018年1月に刊行された「弁造」は、私にとっては衝撃的でした。

こんなすごい人がいるのか?北海道の新十津川村で小さな小屋を建てて

一人ぼっちで自給自足しているおじいちゃん。しかしその風貌は、さっぱ

り小ぎれいで洗練された雰囲気を漂わせていた。厳しい自然に対峙しなが

ら十分に生きる事を楽しんでいる。とても可愛い人だと思いました。奥山

さんから直接「弁造」を買ったところから奥山さんとの交流が始まったの

ですが、あれから6年、見事に結実しました。みすず書房から出ている

「庭とエスキース」と合わせて「BENZO ESQUISSES 1920-2012」是非読

んでみてください。弁造さんは、良いですよ。日本の「百万本のバラ」

みたいな。給自足で百姓やりながら、絵を描き続けた。特定のモデルが

いる訳でもない様で、お姉さんなのか母親なのか?性一般なのか?

凄く素敵な人だと思います。私もあんな生き方がしたいです。

仲の良いメジロ 

2024 年 2 月 24 日


あろう事か、メジロが公然と・・・・・。  目つきが胡乱です。

それぞれ片足立ちになって片方の足をお互いの腰に巻き付けています。

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